嫌いな人を傷つけても、幸せにはなれないという話
こっぺ(@koppe_19950715)です。
過去の出来事を、今でも許せないままでいることってありませんか?
誰かのことを許せず、ずっと恨んだままでいませんか?
「あの人が憎い。」
もし誰かに対して復讐心を持ち続けている人は、おそらく逆にしんどい毎日を過ごしているんじゃないかなと思うんですよね。
なおソースはワイ氏。(笑)
憎んでも誰も傷つかない
実は僕自身、あることがきっかけで兄とはもう20年近くろくに会話もしていないのですが、
誰かのことを恨んでも、憎んでも、その人はまったく傷つくことはない
ということに、ある時ふと気が付いたんです。
僕がまだ中学生のときのこと。
兄は専門学生で、学校に行かずにギャンブルで借金をしていることがありまして。
パチンコ依存症っていうやつでしょうか…。
そんな兄の存在を恥ずかしいと思っていて、両親を傷つけてばかりの兄がずーっと許せなかったんですね。
いくつになっても変わろうとしない兄を見て僕は心底嫌気が刺し、兄のことを拒絶するようになりました。
でも、兄のことをずっと許せずにいた20年間は、ただただ苦しかったんです。
年月が過ぎれば過去の出来事は笑い話にできるものだけど、二人の間に生まれた溝は深いままで、実家で会えばいつも空気が悪くぎこちないまま。
たしかに兄はだらしないし、ぶん殴ってやりたいぐらい腹が立つけど。
家族だし、兄のことをちゃんと理解して、許してあげられたらよかったかなって。
今更だけど、自分がしたことの過ちを今更後悔しているんです。
誰かを傷つけたところで心はなにも満たされない
生きていれば、誰でも思い出したくない過去のひとつやふたつあるだろうと思います。
「許せないものは許せない!!」と反抗心を持たれる方もなかにはいるかもしれませんね。
ただ何度も言うように、人を恨んだところで誰も、自分も、幸せにはなりません。
じゃあどうしたらいいのかというと、”過去の出来事を許す”しか他なくて。
それが出来ないと、どんどん溝が深まるばかりで関係が複雑になっていくんです。
これは無理に嫌いな人のことを好きになれとか、なかったことにすればいいとかそういうことが言いたいんじゃなくて。
ただ嫌いな人の不幸を願ったり、誰かを傷つけたところで、残るのは「虚しさ」だけだということ。
誰かに復讐心を持っても、幸せにはなれないんです。
「許す」ことで自分が生きやすくなる
「許せない人のことを許せなんて納得できない!」
という気持ち、ものすごくわかります。
「許す」って、簡単ではないですよね。
それは僕も絶賛葛藤中で、おそらく一生の課題です。(笑)
ただ理解してほしいのは、復讐心で誰かを傷つけたら自分も罪を犯すことになるということ。
復讐することが「善」になるってことはあり得ないんです。
どうか人の心を痛めつける人には、誰もなってほしくない。
それが僕の願いです。
「あの人のこと、なんか許せないな」と思うことがもしあれば、
「この人はこういう性格なんだな」
「しょうがない人だな」
といったように、ぜひ過去の出来事を許すことを意識してみてください。
わかりにくい内容だったかもしれませんが、要するに「その人の全てを一旦受け入れてみる」ということです。
そうすれば、「なんであの人のこと、許せないでいたんだろう?」といったような気付きが得られて、生きやすくなるかもしれません。